薄毛・抜け毛の原因は、1つだけではありません。薄毛・抜け毛の原因を知ることは、育毛のための第一歩でありますが、薄毛・抜け毛を予防する意味でも大切です。
男性ホルモンの一種であるDS(テストステロン)が5αリダクターゼという物質と結合すると、DHT(デヒドロテストステロン)というホルモンに変質します。このDHTというホルモンは、毛乳頭を刺激して毛母細胞を萎縮させてしまいます。
毛母細胞が萎縮することによって、毛髪の成長が抑制され、毛髪を支える毛包が縮小し、軟毛化を引き起こします。
男性ホルモンは、AGA(男性型脱毛症)の主な原因の1つと考えられています。
すべての薄毛が遺伝によるものというわけではありませんが、遺伝による影響もあると言われています。特に男性ホルモンの分泌には、遺伝的要素が強いといわれ、男性ホルモンを原因とする薄毛は遺伝するともいわれています。
遺伝による影響の強い方は、10代から抜け毛が増え始め、20代~30代にかけて薄毛が進行する傾向が強いようですが、このような強い遺伝による薄毛の方は、薄毛の原因の4%程度といわれています。
ほとんどの薄毛の方は強い遺伝ではなく、治療可能ではありますが、放置しておくとすぐに薄げになる可能性がありますので、注意が必要です。
摂取された栄養分は、毛細血管と毛乳頭を経由して毛母細胞に送られ、ここで毛髪が作られます。つまり、毛髪を作るために必要な栄養分が毛母細胞に供給されないと、毛髪は作られないことになります。
乱れた生活習慣では、いくら効果的な育毛剤を正しく使用していても、薄毛・抜け毛の原因を解消することはできません。
生活習慣を改善するためには、バランスの取れた食事をすると共に、アルコールなどの過剰摂取をやめ、適度な運動をして十分な睡眠をとることを心がけましょう。
ストレスは自律神経を緊張させ、毛細血管の収縮を引き起こします。毛細血管が収縮すると、血行が悪化し、結果として毛乳頭・毛母細胞への栄養補給が十分に行われなくなります。
ストレスは、円形脱毛症の主な原因と考えられていますが、うっ血・肩こりなどの血行障害、胃腸などの内蔵機能の低下、ホルモンバランス・神経系統の阻害などの原因にもなりますので、リラックスできる時間を増やすことが大切です。
週1回の洗髪や朝晩の洗髪など過少・過剰なヘアケアは、頭皮を痛め、薄毛・抜け毛の原因になることがあります。また、洗髪時に十分なすすぎが行われないと、毛根が詰まる原因になり、薄毛・抜け毛を促進することにもなりかねません。
毛髪のキューティクルは、紫外線の影響を受けやすく、長時間紫外線を浴び続けると、毛髪のキューティクルが破壊され、薄毛・抜け毛の原因になります。
また、毛髪の保護幕でもあるキューティクルが破壊されると、タンパク質や水分が失われ、毛髪がパサパサになり、切れ毛や枝毛の原因にもなります。
タバコに含まれるニコチンには、血管収縮作用があります。血管が収縮すると毛母細胞に十分な栄養分が供給されず、薄毛・抜け毛の原因になることがあります。